何を携帯するか
ウーバーイーツ等のフードデリバリーの自転車配達員は1日の大半を自転車に乗って過ごすので、それなりに非常時の備えが必要になってくる。最低限、+ドライバー(恐らく#2程度のサイズ)と携帯空気入れは携帯するようにしている。今回は携帯する工具について。当然すべての工具を常に携帯することはできないので、まずは何を携帯するのかを決める。
以前TB1eに乗り始めた頃、フロントスポークが折れてなおかつホイール全体が大きく歪んで、フロントのVブレーキシューに干渉してしまうことがあった。押して歩くにも摩擦抵抗が強かった。それからはVブレーキの調整ネジ用に+ドライバーを携帯している。
その他、まとめると以下のようになった。この3つは欲しい。
(※シートクランプ、シートポスト、サイドスタンドは純正でない物を使用している。)
- +ドライバー…Vブレーキ調整、ディレイラー調整
- 六角レンチ4mm…シートクランプ、サイドスタンド
- 六角レンチ5mm…シートポスト調整、Vブレーキ
マルチツール
重量と使い勝手を考慮して、それぞれバラバラで持とうかマルチツールにしようか色々と悩んだ。何を重視してどれを選ぶかはそれぞれ。今回私の結論はこのLEZYNE(レザイン)のマルチツールになった。
- 伸ばせば長さがある程度あり、使用感が許容範囲
- +ドライバー、六角レンチ4mm、5mmを持つツールで探したところ最軽量の51g
- バラバラで持つよりコンパクトにまとまっている
「LEZYNE SV-PRO-5」。他に黒のモデルもある。
- 六角レンチ3mm
- 六角レンチ4mm
- 六角レンチ5mm
- 六角レンチ6mm
- +ドライバー
約51gと軽量。
重量
重量だけ追及するならノーブランドの六角レンチ4mm、5mm(&+ドライバー)の組み合わせが21gと最軽量。ただしシートクランプ、シートポストなどある程度の強さで締める必要があるので、手が痛い。
一般的なノーブランドの六角レンチ4mm。
自宅で使用しているWeraの六角レンチ4mm。力も入りやすく、色分けでサイズも分かりやすく、使用感にまったく文句がない。
これは一般的な六角レンチ5mmだが、さらに柄の端が+ドライバーになっている。重量的には非常に効率が良い。
Weraの六角レンチ5mm。
長さ
レンチは当然、長い物の方が少ない力で回すことができ、短い物だと回すのに大きな力が要る。並べるとこれだけ長さが違うので、力の入り方がまるで違う。今までWeraで手が痛くなったことはないので、自宅用としてはこれからもWeraを使用していきたい。
ちなみに持ち手側を折りたたんだLEZYNE(レザイン)は最も短い。途端にとても実用レベルとは言えなくなる。