【雑記】声のコンプレックス

【雑記】声のコンプレックス

ずっと抱えてるコンプレックスの話。どうやら子供の頃から人よりも声が小さい。自分では大きな声を出しているつもりがつもりなだけで相手側からしてみたら全然聞こえないことが多々あるみたいで、挨拶しても割とスルーされてしまう。

初めて分かったのは中学生の頃、部活のみんなでカラオケに行ったとき。自分ではマイクを持って一生懸命歌ってるのに、歌わないなら消すよ?と言われた。どうやら驚くほど声が出ていなかったらしい。そこのカラオケはマイクのボリュームの大きさを示すゲージが表示されていて、どう頑張って声を出してもそのゲージはほとんど上がらなかった。他の人が歌ってるときはゲージは普通に上がっていた。

その後大人になってからも挨拶をしてもスルーされることがよくあって、これはもしかして聞こえてないのかもと思い至った。

ひとつ考えられるのは、口自体の大きさ。たぶんひとより小さい気がする。それによって声量が出にくいのと、あと声質がこもってるという身体的な原因。

ただ、くしゃみをすると声が大きくてだいたいいつもびっくりされる。普段の声量との差が激しいらしい。多分このくしゃみしてる時の声量が本来のポテンシャル。だから肺活量とか口の大きさといった身体的な原因では無いんじゃないかと思ってる。

もうひとつ思い当たるのは育った環境による精神的な要因。父親は短気で恫喝するひとだった。いいから黙って言うことを聞けというタイプ。母親も理不尽なキレ方をするひとだった。他の家庭のことはわからないので世の中そんなものと思っていたけど違うのだろうか。そんな両親をどれだけ真に受けてしまったかというのは自分の性格によるところもあると思う。

毎度毎度頑張って声を出しても届かないし、いつしか声を出すこと自体がストレスになった。例えばスーパーなんかで買い物をして「ポイントカードはご利用ですか?」と聞かれて「いいえ」と答える、というか声を出すことにすごくストレスを感じるようになってしまった。言っただけではどうせ伝わらないので首を振って手を振ってほとんどジェスチャーで伝える形になっている。買い物は極力セルフレジのある店を選ぶようになった。なるべく声を発さないで生きていきたい。自分でも病的な気がしてきた。

人と関わらないで生きる方がずっとずっと難しいことだって分かってるつもりなんだけど。これから歳を重ねていけばいくほどに。どうやって生きてどう締め括ろうかって考えるようになったのは父親の人生の終わり方を見てからだと思う。

声の小ささに加えてそもそものコミュニケーション能力も低く、自分に自信も無いのでこういう人間はいじめやパワハラの標的にされやすい。振り返ってみれば、人生もっとうまく立ち回れなかったのかなと思う。

コメント一覧

うなぎちゃん

初めまして。
いつもは自転車のメンテナンス記事を拝見していたのですが、初めて雑談で声に関することが載せられていたので思わずコメントしちゃいました。

私も子どもの頃から声が小さいって周りから言われて苦痛でしたね。
家庭環境も複雑ってこともあり自己主張も出来ない感じでした。

初めてで厚かましいかもしれませんが、こるくさんと自転車のことや生い立ちのことで話したいなぁって思いました。

いつもありがとうございます。

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こるく

うなぎちゃんさんコメントありがとうございます。
気付くの遅くなってすみません。

人格形成って生まれつきの部分と環境による部分あるから難しいですよね。
普通の家庭で育ったつもりですが特にひとと比べてないのでよく分かりません。
どのみち何かのせいだとしても自分の個性とうまく付き合っていくしかないですからね。

このブログが何かの参考になってれば幸いです。
読んでいただいてありがとうございます。

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