

非電動アシスト化を決めてバッテリーを外したことにより、バッテリーを固定していたキーシリンダーも不要になった。おそらく中は金属のかたまりと思われるので、取り外して軽量化する。
今回も、また戻そうと思えば戻せるように取り外そうとしてみたが、結論から言うとプラスチックカバーの引っ掛かり部分が折れてしまった。今後もし、再度元に戻すことがあれば、テープや接着剤で補修することになる。
工具

プラスドライバー #2
Wera プラスドライバー2×100 008720
外側のネジを取り外すのに使用。先端のすべり止め加工でしっかり噛んでくれるのでネジに力が伝えやすく、ネジ山をなめにくい。
トルクスドライバー T25
内部のネジは、特殊なT型トルクスネジ。六角形で角が出っ張っている星形の形状。トルクスネジにはT型とE型の2種類がある。
T型…工具が凸状、ネジ穴が凹状
E型…工具が凹状、ネジ穴が凸状
また派生形として、中心に突起があるトルクスプラスや、五角形のタンパーレジスタント・トルクスプラスなどもある。トルクスプラスはT型にも使用できたりする。色々とややこしいので種類を間違えないように注意が必要。
今回は手持ちにたまたま、エアガンで使用していた工具があったのでそちらを使用した。新たに購入するならセットで1000円前後なので、割高になる単品よりもセットで購入するのが良さそう。
作業工程

外側のプラスチックのカバーを外していく。

唯一外側から外せるネジを、プラスドライバー #2で外す。

外した。
プラスチックカバーの外側を外していくのだが、この時点では中の構造が全く分からなかった。ああでもないこうでもないと押したり引いたりねじったりしていたらカバーが取れた。

取れたが、内部で引っ掛かっていた部分が折れてしまった。

のちに外したカバーの本体側と並べてみた。外側のカバーに付いている矢印状の突起が、本体側のカバーの下の部分に引っ掛かって固定していた様子。
本来の外し方としては、硬くて細長いピンセットの様な物を、カバーの下の隙間から差し込んで、矢印状の部分を挟み込めば、すんなり外せたと思われる。
しかし素材がプラスチックなので、あんまり古くなれば硬化して弾力を失い、どのみち折れるしか無い運命だったのかも知れない。

プラスチックカバーの外側を外した。

正面から見ると、下部に特殊なT型トルクスネジ。サイズはT25。

トルクスドライバー T25で外す。

2本とも外した。この時点で本体からすべて外れている。

金属のキーシリンダーを外した。

プラスチックカバーの本体側を外した。

フレームに溶接されたネジ穴が、なかなかの突起として残ってしまった。

それでもだいぶとすっきりした。

外したパーツ。

重量は219g。