【TB1e】サドル、シートポスト変更
2024.03.21更新
TB1eのノーマルのサドルはとにかく固くて痛くて無理だった。今までも分厚い物に変更していたが、この度さらに厚手の物に変更する。当然厚手のサドルは重量が重い。
シートポストを変更する理由は2つ。ひとつは軽量化。サドルでの重量増を少しでも抑えられるようにと、シートポストを多少軽量なものに変更してみた。結果はサドル変更で+230g、シートポスト変更で-82g。
もうひとつは取り付けの構造上、センターの調整が必要ないこと。ノーマルのやぐらタイプの取り付け方だと、サドルの左右の偏りの調整が私にはし辛かった。対して一体型のシートポストなら左右の調整ができない代わりに、普通に取り付ければ真っ直ぐになってくれる。非常にありがたい。
パーツ
サドル
「サドル デュアル衝撃吸収 超極厚 防水 通気性 Far North」
今回使用するFar Northのサドルはやぐらを取った状態で約581g。ノーマルより約230gの重量増。厚みが増す分当然重くなってしまう。
TB1eノーマルのサドルはやぐらを取った状態で約351g。シンプルで軽量だが乗り始めてすぐ痛くなってしまう。毎日長時間乗る用途には不向き。
シートポスト
「ADEPT(アデプト) セントラムシートポスト ブラック/27.2mm(SPT07000)」
サイズは27.2mm。これを間違えると使用できないので要注意。
交換するADEPT(アデプト)のシートピラーは約231g。ノーマルより約82gの軽量化。
TB1eノーマルのシートポストとやぐらは約313g。
ちなみに棒単体だと約169g。
工具
スパナ 13mm
サドルから「やぐら」を外すときに使用。スポーツタイプのサドルの場合は不要。
ラチェットレンチ 13mm
サドルから「やぐら」を外すときに使用。スポーツタイプのサドルの場合は不要。
六角レンチ 5mm
シートポストの取り付けに使用。
六角レンチ 4mm
ボルトタイプのシートクランプにしているので使用。ノーマルのTB1e等のレバータイプのシートクランプの場合には不要。
グリス
棒の部分に塗る、粘度の高いシマノ製プレミアムグリス。
使い捨て手袋
グリスは指で塗ってもいいらしいが当然手はべったべたになる。ここは使い捨ての薄手の手袋を推奨。ヘアカラーに付いてるものを右手のみに使用してみたが使いやすかった。たぶん100均などでも手に入ると思います。
分解
サドルの分解。ノーマルのTB1e他、シティサイクルタイプのシートポストのままサドルを交換する場合は、このボルトを緩めて新しいサドルに棒を付け替えるだけの作業。
今回はスポーツサイクルタイプのシートポストに変更するので、不要になる「やぐら」を取り外す。新品のサドルなら緩いので手でも外れそうだが、今まで使用していたサドルの場合は両側に13mmレンチで外す。締めこんでいた場合、レンチが片側だけだとグルグル回ってしまう。
シートポストを六角レンチ5mmで本体を分解していく。
ボルト1本外すとバラバラになる。
ボルト、ボルトでつながる左右の金具、上にくるプレート、棒の5パーツ。
組み立て
ボルト1本で組み立てと調整を担っているせいか、組み立てが非常に繊細で難しい。組み立ての注意点は、棒の前後の向きを間違えないことと、組み立て後のボルトの左右位置を確認すること。今回組み立て後にグリスを塗ったあと、「棒の前後の向き」と「組み立て後のボルトの左右位置」を間違えて2回組み立て直し非常に苦戦した。同じ轍は踏まれないよう、ここに記録しておく。
金具にボルトを通す。
ボルトを押さえながら金具を持つ。
逆さまにしたサドルの右側に金具を引っかける。
そのままサドルのレールにプレートを乗せる。
そのまま本体にボルトを通して持つ。この時に棒の前後向きを慎重に確認する。間違えるとまたすべてやり直しになる。
そのままプレートを持ち上げてレールとの間に隙間を作る。
左側のレールに金具を引っかける。
プレートをレールに戻す。
本体から出てるボルトに左側の金具を合わせていく。
あとで調整するので軽く締めて仮止めする。六角レンチ5mm。
ようやく仮止め完了。これで山場は終了です。
グリスアップ
棒にグリスを塗っていく。素手で塗ってもいいらしいがべたべたになるので、使い捨ての薄手の手袋を推奨。今回右手のみに使用したが非常にやりやすかった。グリスの塗り過ぎには注意。
使用前、約114g。
個人的にサドルをかなり下げて乗るのでほぼ全体に塗った。
使用後、約113g。このあと試しにもう1g塗ってみたが明らかに過剰だった。シートポストの長さや必要な範囲にもよってくるが、大体1g程度で十分ということだろう。
取り付け、調整
まずはフレームに取り付ける。ボルトタイプのシートクランプを使用しているので六角レンチ4mmで取り付ける。
サドルの前後位置と角度の調整。ボルトを緩める際は、緩めすぎて分解しないようくれぐれも注意。
前後位置は、踏み込みの力が入りやすい前目が好み。
サドル角度の基本は水平。あとはお好みで。調整部分を正面で見て、左右の隙間を大体真ん中くらいにしてみた。
六角レンチ5mmで締め込む。
いったん作業完了。あとは実際に乗ってみて微調整。お疲れさまでした。