※こちらの記事は、TB1eのチェーンカバーを外してからの工程です。
TB1eを購入したとき店員さんに日々のメンテナンスについて伺ったところ言われたのは、週に1回チェーンオイルを注す、月に1回空気を入れる、の2点でした。走行距離がとても長いウーバーイーツの配達員ゆえとは思いますが、このペースでチェーンオイルを注していくとどんどんチェーンその他に古いチェーンオイルがたまっていきます。
チェーンやギヤを錆びさせるわけにもいかないので注油し続けるのですが、ヘドロ状の汚れは無限に蓄積していきます。シルバーのチェーンはどんどん黒くなり、自然にキレイになることはありません。駆動部の汚れは抵抗にも重りにもなるのでどこかで意を決して自分で清掃するしかありません。
汚れの落としやすさは使用しているチェーンオイルによって大きく変わります。
これまで何度か清掃していますが、まだ何を使ってどうやるのがベストなのか試行錯誤の段階。あくまで私は今こうしていますという記事になります。何かより良い方法があればこの記事を随時更新していきます。
使用した物
チェーンクリーナー
KURE チェーンクリーナー 760ml チューン専用洗浄剤
いろいろ使ってみたが今のところこれが1番コスパが良い。防錆剤配合。
ブルーシート
ユタカメイク 最軽量ブルーシート 1.8m×1.8m BSC01MK 防水 養生シート
屋外で作業するなら不要ですが、室内の作業では必須。
チラシ、古新聞等
噴射したチェーンクリーナーを下で受けるためにたくさん敷いておく。
ブルーシートの上とはいえ細かい穴が空いてる恐れがあるので、最大限開いた状態でたくさん敷く。枚数は多ければ多いほど安心とは思いますが、私がやったときで20枚~30枚程度でした。新聞を取ってなくても、ひと月もあればそれくらいのチラシ等は集まると思います。不要なチラシはこの時のために取っておきましょう。
厚手のウエス
クレシア キムタオル ブラウン ポリパック DIY
布でも良いのだけど今回は厚手の紙ウエスを使用してみた。チェーン全体の清掃に使用。紙ならティッシュペーパーの方がコスパが良いが、チェーン全体を清掃する工程では強度が全く足りないのでこちらを使用。
ティッシュペーパー
細かなパーツの清掃と、下にたまるチェーンクリーナーを吸い取るのにも使用。
つまようじ
取りづらいかたまりの汚れを取るのに使用。
工程
清掃前
1速に入れておくとガイドプーリーとテンションプーリーが掃除しやすい。
チェーンクリーナーの使用量を測ってみる。使用前で659g。
チェーン
※屋内作業の場合は必ずブルーシートの上にチラシ等を広く厚く敷いてから作業開始。
いったんチェーンをぐるっと一周、おおまかに清掃。クレシア キムタオル ブラウン ポリパック DIYで受ける形でKURE チェーンクリーナー 760ml チューン専用洗浄剤をチェーンに噴射して汚れを落としていく。汚れで黒かったチェーンがシルバーだったことを思い出させてくれる。
一周したら今度は、チェーンクリーナーが染み込んだ紙ウエスでチェーンを軽く包み込んで、ペダルを回してチェーンを拭き上げる。紙ウエスは厚手だがさすがにボロボロになる。
ギヤ
各ギヤにチェーンクリーナーを噴射していく。チェーンクリーナーは汚れとともにどんどん下にたれてたまっていくのでティッシュペーパー等で随時拭き取って取り除く。
飛び散らないように紙ウエスを添えながら噴射していく。スプロケットの歯のみならず軸にも汚れはたまりやすいので落としていく。
ガイドプーリー。汚れが固形状にたまりがちなので噴射しながら紙ウエスで拭き取っていく。
テンションプーリーも同様。
ようじで細かい箇所
チェーンの内側側面など、細かいところの取り切れていないかたまりを地道に取っていく。
フロントは囲まれているので特に清掃しづらい。
プーリーは構造が細かいので小さい割に汚れが多い。
再度チェーン、ギヤ全体
再度チェーンクリーナーで全体を清掃していく。触れない所にたまった汚れを取るのも大事だが当然チェーンとギヤの接触する箇所が最重要。
ひたすら作業を続けてどれだけ噴射して拭き上げていっても汚れをゼロにはできない。気の済むまでやればいいのだけど、どこかで割り切って切り上げないと延々と終わらない。汚れを8割程度落とせたくらいで見切りをつければいいかなと思います。少なくとも清掃する前よりははるかに綺麗になったということで。
清掃後
チェーンのシルバーを維持したいものです。
使用前659g-使用後329g=使用量330g。チェーンクリーナーの内容量が760mlなので約半分くらい使用しました。
※このあとかならずチェーンオイルを注します。